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1児のパパ&マッカーです。このブログではおもに子育てとMacについて綴っています。
子育て日記からマニアックなMacの話まで多様な記事が混在しているため、右列の「カテゴリ」で記事の種類を絞ってからの閲覧をオススメします。

2013年11月25日

東京工業大学のTSUBAME-KFCが2冠

東京工業大学が開発したスパコン「TSUBAME-KFC」が2つの名誉ある賞を受賞したようです。

1つは、消費電力あたりの性能を競う「Green 500」での1位。
もう1つは、ビッグデータに対する消費電力あたりの処理性能を競う「Green Graph 500」での1位です。

紹介記事:http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20131125_625044.html(PC Watch)

TUBAME-KFCは、NVIDIA Tesla K20X(Keplerコア)を160GPU、Ivy BridgeのXeonを80コア搭載しており、理論演算性能は210.61TFLOPSとのこと。

何よりの特徴は、冷媒に油を使用しており、システム自体をこの油に浸たしている点です。
水より熱変換効率が高い油を使うことで、システムを冷やすために必要な電力を節約しているようです。
油の選定においては、米国よりも日本の危険物該当外基準が高かく、引火点が高い(摂氏250度以上の)油を選定したとのことです。システム開発なのに、進める上では消防署などと協議しなければならないとは…こりゃ、大変ですね。

ところで、スパコンの性能を競うランキングで最も歴史があり知名度も高い「TOP 500」では、半年前に続き今回も天河二号(Tianhe-2)が1位でした。
スケールアウトによる拡張もそろそろ限界にきており、コストや信頼性がその足かせとなっているとのことですが、今は電力が最も注目されているポイントだと、上の紹介記事にあります。天河二号だけでも東京ディズニーランドの電力消費の約半分(20MW)を要しているとは、ちょっと驚きでした。

私自身、省エネで費用対効果が高いGPGPUの将来性に注目していることもあり、この話題を取り上げました。
東京工業大学のTSUBAMEプロジェクトは気になっていましたが、これからの躍進に期待しています。

ところで「TSUBAME-KFC」の”KFC”、油に浸す…というその特徴から、まさか某ケ○タッキーフライドチキンのKFCが由来か?!と思ったのですが、調べてみると"Kepler Fluid Cooling”の略でした。
紹介記事の写真にもありますが、このスパコンが設置されているのは小さなコンテナの中。KFCの厨房より小さいかもしれないこの空間に、世界一をとったテクノロジーがつまっているとは…何だかワクワクします。
posted by showtam at 23:34| Comment(0) | テクノロジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月06日

Mavericks+WD社製の外付けHDDでデータ消失の恐れ

いつものようにCNETの記事を流し読みしていたところ、気になる記事を見つけました。

Mac OS 10.9(Mavericks)のMacに接続されているウエスタンデジタル社製の外付けハードディスクで、データが消失する可能性があるという報告です。

http://japan.cnet.com/news/service/35039427/

外付け使用ではないですが、私のMac Proでも同社製のハードディスクを2つ内蔵しているので、気になり確認しました。
「WD Drive Manager」「WD Raid Manager」「WD SmartWare」といった同社製ソフトウェアとMavericksとの関連性を疑っているようで、ウエスタンデジタル社は当ソフトウェアの配布を中止、システムからのアンインストールを呼びかけているようです。

今回の件は私の環境に関係する話ではなかったのですが、先日のMacBook Air SSD交換プログラムなどデータ消失という恐ろしい問題は案外出てくるものですね。(ちなみに、MacBook Airを所有する私の友人は夏ごろ既にこの被害にあっていました…)

大切な情報がハードディスクやSSDで保管されるという時代、製品の欠陥でデータ消失する恐れもあることから、RAIDを組んでいるから安心とも言っていられなさそうです。ちょっと考えなければです。
ラベル:Mac Mac Pro
posted by showtam at 00:07| Comment(0) | Mac | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月24日

新Mac Proは果たして「驚くべき性能」といえるか?

記事掲載がちょっと遅くなりましたが、新Mac Proの詳細スペックと価格が発表されました。

クアッドコア(8スレッド)モデルが 318,000円、6コア(12スレッド)モデルが 418,000円ということで、これまでのタワー型と同等の価格帯ですね。
春にスペックが開示されたとき、パーツ費用の合算から100万円ちかい数字を打ち出しているケースもウェブ上で見受けられましたが、Appleもビジネスなので現実的な価格で出してきました。

しかし個人的には、ベースモデルだといろいろとスペック不足で結局カスタマイズしたくなる内容に思えます。

まずはCPU。
新モデルの注目ポイントは明らかにCPUではなくGPUなので、従来のデュアルスロットを捨ててシングルスロットに。ポリタンクのPowerMac G4から続いたレガシーデザインからの脱却ということですかね。

新モデルでは最大2.7GHzの12コア(24スレッド)が選択できますが、2012年モデルは最大2.93GHzの6コア×2(24スレッド)です。キャッシュやバススピード等の数字はアップしているものの、CPUの進化はそこそこかな…と思います。
公式サイトで浮動小数点演算については2倍となっていますが、昨今のCPUは浮動小数点演算性能が増強されているので、まぁそうなるだろうなといった感じでしょうか。
現在のIntelのサイトを拝見すると、クアッドコアや6コアと比べて12コアのCPU単価がかなり高いので、カスタマイズした場合はそれなりに高くなりそうです。

 - クアッドコア(E5-1620V2) TRAY: $294
 - 6コア(E5-1650V2) TRAY: $583
 - 12コア(E5-2697V2) TRAY: $2,614
 ※2013/10/24現在、Intelの公式サイトより

用途にもよりますが、CPUはほどほどにしておいてGPUを増強した方がコストメリットは圧倒的に良いと思われます。(これは一般論ですね)


GPUは全モデルAMD FireProが2基搭載。
Appleの公式サイトには、大々的に「3Dモデリングとアニメーション」や「レンダリング」といった言葉が出てきており、私としてはうれしいトレンドではあります。パフォーマンス比較で取り上げられているソフトの中にMARIが出てきているとか、かなりイイ感じです。

GPUに重きをおかれたのは非常にありがたいですが、やはりGPUが脱着不可なのは残念でした。※1
脱着不可能であればいっその事FirePro D700×2にアップデートするか…GPU 2基で VRAM 12GB、演算性能 7TFLOPS。確かに3DCGをやる人たちにとってうれしい数字ではありますが、決して目新しいレベルの数字ではありません。
NVIDIAの現行GeForece GTXでSLIを組めば、VRAMや演算性能もこの倍の数字はたたき出せますから。
やはり、今後の拡張に備えられるデザインにしてほしかったですね。

※1..PCIeカードが使える可能性は極めて低いですが、GPUが脱着可能という記事(http://taisy0.com/2013/10/25/20841.html , 元ネタはmac4everから)が出ています。2013/10/26追記。


あと、ストレージが256GBというのは少なすぎますね。カスタマイズで増量が必要。が、1TBも内蔵で積む必要があるかは悩みどころ。
シングルスロットのフラッシュストレージというデザインから、明らかに外部ストレージを繋ぐこと前提のようです。Mac Proユーザーがシングルのストレージで作業を進める…ということはまず少ないと思いますから。


巷では「ものすごいスペック」とか「驚くべき性能」とうたわれていますが、これらは今までMac Proを使ってきた人たち、あるいはハイエンドマシンを欲する人たちの声ではないと思っています。(使っていたとしてiMacとかMacbook Proとか?)
今までもMacはカスタマイズの自由度がけっして高い製品ではなかったものの、この先、増強の余地が見込める内部デザインへのアップデートを望んでいます。
※個人的には緑組(NVIDIA)のGPUが積めるようにして欲しいですが、、、ハードルは高いか。

最後になりますが、かき集めてきた新Mac Proの情報を比較表としてまとめてみました。
macpros.png
ラベル:Mac Pro Mac
posted by showtam at 01:47| Comment(0) | Mac | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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